SNSのセキュリティ【ブログ】

「facebookやってる?」
「LINEやってる?」

久々に旧い知り合いと会った時、
新しい出会いがあった時、
プライベートの連絡先の交換もだいぶ様変わりしていますね。

私自身も個人の連絡ツールとしてメールを使うケースが減り、
メール=DMの感覚になってしまっていてメールで頂いた連絡にはつい返信を忘れる事も……。

先週こんなニュースがありました。

facebookの6月末時点の利用者数は1年間で約14%増の約13億2千万人。

ずっと連絡を取っていなかった友人たちとつながれたり、
上手く使えばイベントや地域振興、広告用途としても手軽で便利なfacebookやLINE。

「手軽」だし「みんなやっている」から危ないモノじゃないでしょ?と思いがちです。

でも良く考えて下さい。

13億2千万人。

当然いい人ばかりではありません。
個人情報が多く集まり、簡単に世界中にアクセスできるだけに、
それが悪用される危険も大きくなります。

Twitter、LINE、Facebook。
どこでも話題になる「なりすまし」や「ワンクリック詐欺」「アカウントの乗っ取り」。
それだけではなく、アプリに登録する時に確認される情報の提供。
(↑『このアプリはあなたの次の情報を受け取ります「友達リスト」「いいね」……』ってやつですね)

自分だけではなく、繋がっている友達が登録しているアプリから、
あなたの情報が提供される事もあります。
facebookのデフォルトのセキュリティでは「情報を提供しない」という設定にはなっていないのです。

セキュリティの設定は色々とありますが、個人情報の公開範囲や投稿の公開範囲など単純なものから
普段開かないような設定画面に重要な設定があったりもするので、
是非この機会に見直してみて下さい。
ちなみに、友達が利用しているアプリへ情報を提供しない設定はコチラ↓

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①[PC]ウィンドウ右上にある鍵のアイコンをクリックしてプルダウンから「その他の設定」を選択
[スマホアプリ]右下にある「その他」をタップし、さらにメニューの中から「設定」をタップ
②[PC]左サイドバーにある「アプリ」を選択
[スマホアプリ]メニューの中から「アプリ」を選択
③[PC・スマホアプリ共通]「他のユーザーが利用しているアプリ」を選択
ここでチェックが入っている項目が、
友達が利用しているアプリに提供されているかもしれないあなたの情報です。
全てのチェックを外すことをお勧めします。

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また、最近facebookでのアカウントの乗っ取り、また未遂を身近でも聞くようになりました。
このような事態にならないためには、

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●身元をきちんと確認してから友達承認をする。
(実際の友人の名前を騙った「なりすまし」等、悪意のあるアカウントからの友達申請を3人承認してしまうと、乗っ取りが可能になります)
●メールアドレス・電話番号・友達リストを公開しない。
または、信頼できる友人にのみ公開する。
●「信頼できる連絡先」に、確実に信頼できる友達をを3~5人設定しておく。
逆に、よくわからないまま「信頼できる連絡先」にむやみに友達を設定しないことも大事です。
友達から「信頼できる連絡先」に指定されたからお返しに自分もその人を設定……
ここに誘導するのが、乗っ取りの際に使われる一つの手段です。
(設定▶セキュリティ▶信頼できる連絡先▶友達を指定)

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信頼できる連絡先を設定しておくと万一の際指名した友人に連絡を取り、
その友人たちから本人確認をしてもらう事でセキュリティコードを発行し、
アカウントを再開することができます。

ただし、なりすましアカウントを3人以上友達承認してしまっている場合、
その人たちをうっかり「信頼できる連絡先」に登録してしまうと
この機能を悪用される事で乗っ取りが可能になってしまうので、
設定するお友達は確実に身元が確認できている方を選んでください。

何にせよまずは、友達承認をする際にきっちり確認するという事が一番ですね。

他にも、検索をかけると様々な設定があります。
SNSは手軽で便利ですが、公共の場であり色々な人がいます。
自己責任で登録・利用するものですから、何かあっても人のせいにはできません。

同じように、自分が投稿・発信する内容も。
公開設定で投稿すれば、それは13億2千万人に対して発信されているわけです。
インターネットという公共の場に一度公開してしまったものは、いくら後で削除をしても、
公開範囲を変えても、公開した時に悪意をもって抜き取られてしまえばもう取り返しがつきません。
個人のモラルを問われる部分もありますね。

「自分は大丈夫」と思わず、是非一度セキュリティ設定や公開範囲を見直してみてくださいね。

※セキュリティの設定の有効性・危険性に関しては、様々な意見があります。
設定の際は諸説検討の上、自己判断でお願い致します。

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