若者の活字離れと言われて久しいですが、この場合の活字とは「文字」のことを言うのですが、印刷業界に永く携わった人なら「活字」と聞くと活版印刷の鉛活字を思い出すでしょう、そうルネッサンス三大発明の一つグーテンベルグの活版印刷です、
日本では幕末から明治初期に長崎に伝来し、それまで木版印刷による「かわら版」が主だった情報誌が金属活字による本格的西洋式活版印刷になり、日本初の日刊新聞「横浜毎日新聞」がここ横浜で明治3年に誕生したのです、
現在は弊社のようなオフセット印刷やコンピューターによるオンデマンド印刷が主流になりましたが、ほとんどの印刷会社や新聞社はこの「活版印刷」から始まったといってもいいでしょう、そして現在もこの技術は継承され、文字の凹凸の風合いや機械では決して醸し出すことのできない微妙な文字の擦れ具合などが見直されているそうです。
私達も先人の知恵と努力と工夫を継承し、技術向上を忘れることなく邁進したいものですね。
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