■あらすじ
天才詐欺師の津田は、8年の服役を終え出所した。
裏の世界からは足を洗う。
そう決意したはずだったが、ある日ブーと名乗る男から“仕事”を持ちかけられる。
かつて津田を裏切った犬島から、時価20億円とも噂される宝石“グレート・エッグ”を奪うというのだ。
復讐心をくすぐられた津田は7人の達人でチームを結成するが、犬島は恐るべき怪物に成長していた。
さらに宝石を狙う新たな敵も現れ―。
極限のクライム・サスペンス!
「悪夢シリーズ」以来、数年ぶりの木下半太さん。
彼の作品は映像作品に臨む気持ちで読みます。
元々舞台の脚本を書いていた方だからかもしれませんが、掘り下げるよりもリズムとヴィジュアルで書かれている気がするので。
濃い目のキャラクターが多く登場し、早いリズムの展開とセリフの掛け合いで物語が進んでいくのが特徴でしょうか。
本好きにはちょっと物足りないけれど、普段あまり本を読まない人も楽しめる。
小説として粗さはあるけれど、勢いとリズムがある。
そんなイメージの作家さんです。
今作も例に漏れず。
過去の木下作品と同じくちょっと物足りなかったですが(笑)、漫画のようにさらりと読めますので軽い気持ちで本を読みたい時にどうぞ。
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