目的地がどこだったかというと、深川江戸資料館。
元々は江戸東京博物館に行きたかったのですがちょうどリニューアル中でかなわず、あれこれ調べた結果一番気になったこちらへ行くことにしたのです。
こちらは江戸の町を再現した資料館です。
中はこんな感じ。
手前には商家や長屋、奥には火見櫓。
フロアに降りればちょっと裕福な商家や、料理屋も兼ねた粋な船宿、様々な職業の人達が住む長屋などを見る事ができます。
一つ一つのセットには家族構成などの設定があり、その生活に合った江戸時代の生活道具が置かれていて江戸の暮らしが再現されているのですが、深川江戸資料館にはこういう施設にしては面白い特徴が。
なんと、セットの中に自由に入る事ができます。
そしてセットの中にある生活道具を自由に触れます。
写真も自由に撮れます。
いやー、これは楽しかった。
落語好きの友人と2人で行ったのですが、落語に出てくる生活道具をあれこれ手に取って見る事ができるのでもう楽しくて仕方がないのです。
あらゆるセットにくまなく上がり込み、小道具をチェックしてシチュエーションに合った落語のネタで盛り上がるというマニアックな2人(笑)
もちろん、落語好きでなくても楽しめると思います。
当時の生活道具や様式には知恵と物を大切にする心がぎっしり。
アナログならではの工夫や無駄のなさに感心しきりです。
フロアには3人ほどボランティアの解説員の方がいらっしゃるので、これは何に使うものなのか、どういう仕組みなのか、どうしてこうなっているのか…など疑問に思った事はすぐに聞く事ができますよ。
みなさんとても親切に丁寧に、余談まで交えて色々と教えて下さるのでこれまた楽しいのです。
ネットなどでレビューを見ると「小一時間で見終ってしまう小ぢんまりとした資料館」という評が多いですが、私たちはたっぷり2時間はいたでしょうか…むしろそれでもちょっと足りないくらいでした。
載せられる写真が1枚しかないのは、他の写真はすべて友人が江戸生活シミュレーションしているものだからなんですが(笑)、ここまで自由に見て触れられる資料館はなかなかないような気がします。
江戸の生活にご興味がある方にはとてもオススメですよ。
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