以前舞台のフライヤーのお話をさせていただきました。
今日は、そのうちの一つをご紹介。
写真はある舞台のフライヤー。
「本チラシ」というやつです。
普通に遠目で見ると、ただの写真とただの模様ですよね。
ところがです。
これはものすごく凝ったチラシなんです。
用紙も、少し質感の変わった、厚手の紙が使われています。
接写してみましょう。
ドットです。
そもそも、印刷というのは細かいドットで絵柄を表現しているものなのですが、
これはそれを大きく使っているようなデザインです。
さらに、見えるでしょうか?
ドットの中に文字があるのが。
このドット、直径2ミリありません。
さらにさらに、このドット一つ一つ、全てエンボス加工が施されています。
触った感じも凸凹していて、なんとも言えず主張するフライヤーです。
次に裏面ですが、
こちらも小さな点で何か柄が描かれているようです。
接写してみましょう。
文字です。
公演情報などが、絵柄のように配置されています。
さらに一部の文字の太さを変える事で、
遠目に観たときに半円が浮かび上がるようになっています。
(ちなみにこの公演のタイトルが「○-maru-」なのですが)
読みやすさ、可読性としては果てしなく不親切なフライヤーではありますが、
この方の公演のフライヤーはいつも上演作品の一部として、「作品」として作られています。
無料で配るチラシにここまでするとは。
ちなみに、いつもこの方の公演フライヤーを手掛けていらっしゃるのは
GOOD DESIGN COMPANY の水野学さん。
かの「くまもん」をデザインされた方なんですよ。
印刷って色々な事ができるのです。
この方と水野さんとは、いつもそんなことを感じさせてくれるタッグです。
先日次回プロデュース公演が発表されました。
次のフライヤーも楽しみです。
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