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さて、その「年度」。
よく知られているのは「会計年度」と「学校年度」ですね。

国としての会計年度は4月1日～3月31日まで。
学校年度も、日本は原則的に4月1日～3月31日までといって差し支えないでしょう。

世界の国の7割は10月1日～9月30日までを会計年度、または学校年度としており、日本は少数派ですね。

年度初めがなぜ4月になったのかという事には諸説あるようですが、個人的には農業（稲作）が経済の中心だった明治時代、米農家が収穫を現金化して納税するタイミングとして4月が適当だったという説が一番説得力がある気がします。
また、随時入学だった寺子屋に子供を通わせるのに、気候の良いこの時期を選ぶ親が多かったという説などもありますね。
まあ、どれか1つの理由というわけではなく、様々な事情が影響し合って国ごとに「区切り」が決まっていったのでしょうね。

ところで、この年度の区切り。
他にも色々あるのをご存知ですか？

たとえば9月に始まる「いも年度」。
10月に始まる「砂糖年度」。
7月に始まる「醸造年度」など。

ひとくちに「年度」といっても、それぞれの業界に沿ったタイミングで色々あるんですね。

しかしそういう習慣の中で育ってきたからでしょうが、やはり新年度は桜の花が舞う中に迎えたいところですね。
弊社にとっては年度区切りではありませんが、なんだかリフレッシュ感のあるこの日。
気持ちを新たに頑張って参りましょう。