ライムライト読了 【横浜印刷会社のスタッフブログ】

以前このブログにてご紹介した本。
天切り松闇語り 第五巻 ライムライト』
浅田次郎著

大好きなシリーズなので、落ち着いた時間を選んで大事に大事に読んでいました。
移動中などは違う作品を読みつつ、きっちり集中できる時間だけをこの作品にあてたりしながら。
読み終わるのがもったいなくて終盤はだいぶペースが落ちましたが、ついに読み終わってしまいました…。
今作もとても気持ちの良い、そして男前な作品でした。
筋の通ったカッコイイ大人たち。
盗人・詐欺師でありながら、世の中の理不尽を人知れず正して通す人の筋。
弱きものを援けて驕らぬ一家の心意気。

シリーズ初期には若かった彼らもだいぶ歳を重ね、五十も半ばをこえた時代を描いた本作。
いつかこのシリーズも終わりを迎えてしまうことを予感すると、本当に切なくなります。
終ってほしくない。
そんな作品に出会えるのはなかなか稀な事。
叶わぬと知りながら、そう願わずにはいられないこのシリーズ。

若い頃の彼らに会いたくなりました。
また第一巻から読み直そうかと思います(笑)


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