ドイツで行われてた「世界で最も美しい本コンクール」において、日本の作品が銅賞を受賞したそうです。
私自身このコンクールの存在を今回初めて知ったのですが、コンセプト、素材、機能性、タイポグラフィ、印刷、製本など、作品を構成するすべての要素が審査対象になるようですね。
私自身このコンクールの存在を今回初めて知ったのですが、コンセプト、素材、機能性、タイポグラフィ、印刷、製本など、作品を構成するすべての要素が審査対象になるようですね。
受賞作品は
「MOTION SILHOUETTE」 (※トップ画像)
(発行/装幀者=梶原恵・新島龍彦、印刷/製本=新島龍彦)。
本を開くとポップアップがノド(中心部分)から垂直に立ち上がり、それに光を当てることで影がページの絵柄の一部として現れるというものだそうです。
なかったモノが現れる。
動く影が現れる。
ペーパーレス社会に電子書籍。
書籍の世界でも、デジタル化で様々な可能性が広がっています。
デジタルなら簡単にできるのでしょう、そういうことは。
それはそれで素晴らしい事だと思います。
しかし、「本を開く」「光を当てる」「動かしてみる」。
そこに自分のアクションが介在するというワクワク感。
人がそれを失わない限り、緻密に作られた手を触れられるアナログ作品というのはこれから先際立っていくのではないかと思いました。
時代は確実にデジタルに進んでいくでしょうが、アナログで出来る事、アナログの持つ可能性もずっと忘れずにいたいものです。
※参考「印刷新報」第4519号
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