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恐ろしい季節がやってきました。
夏と言えばあの虫。
というと黒いアイツを思い出される方が多いかもしれません。
もちろんそれも恐ろしいのですが、今旬なのは夏を音で演出するアイツ…そう、セミです。

※とにかく虫が苦手なもので若干モザイク処理を施しています（笑）

いや、何年も何年も土の中で過ごし、1ヶ月ほどの成虫期間を謳歌する彼らには本当に申し訳ないのですが…。
何が怖いって…セミ爆弾ですよ……。

ご存知ですか？
セミ爆弾。

ローカルな言葉だと思っていたのですが、ある時話してみると意外とこの言葉を使っていらっしゃる方が多かったので驚きました。

そう、若干の切なさをまといつつ、お腹を見せて道端に横たわるアイツです。
短い成虫の期間を生き終えた哀愁を漂わせるアイツです。

ああ、もうそんな時期か…なんて悠長なことは言っていられないのです。
だって、ヤツらは油断させておいてしかけてくるからです!!

もうあちらの世界に旅立たれたものだと思って迂闊に傍を通ると、いきなり狂ったようにめったやたらに暴れ出す彼ら…。
本当に逃げ場のない道で彼らを見かけると、私は確実に立ち止まります。
そしてしばらく眺めます。
あわよくば他の方が先に行って来れはしないかと…。
これがセミ爆弾でないという保証が欲しい…。
しかしそんな保証が得られるわけでもなく…腹を天に向けて待ち構えるヤツらに怯える日々です。

あれは何なんですかね？
気配から、身の危険を感じて暴れるんですかね？
いやいや、危害とか加えませんから…。
ましてや捕食なんてしませんから…。
残された時間を平穏に過ごして頂ける様、切に、切に願うばかりです。